著者の吉田修一さんは、長崎出身で法政大学卒、1968年9月14日生まれで現在52歳だそうです。(Wikipediaより)
この小説は読みごたえがあります。障害者施設「津久井やまゆり園」で起きた相模原障害者施設殺傷事件や、「LGBTは生産性がない」という与党議員の発言を題材にしている。刑事の圭介は、容疑者の一人として介護士の佳代と支配/被支配の関係の変態ぶりがなかなかのものです。これはおすすめ。是非読んでください。様々な事件に巻き込まれて生きていくしかない人間について考えさせられちゃいます。
登場人物: 豊田佳代(とよだかよ)介護療養施設「もみじ園」勤務。
豊田正和(まさかず)佳代の父
静江 正和の再婚相手
豊田寿子(としこ)
服部 ユニットリーダー 孫娘の三葉(みわ)を育てている。
濱中圭介(はまなかけいすけ)刑事 妻華子(はなこ)
市島民男(いちじまたみお)被害者
市島さおり 民男の子ども
渋井宗吾(しぶいそうご)医療法人渋井会創始者
段田信彦(だんだのぶひこ)第八銀行頭取
池田立哉(いけだたつや)記者
宮森勲(みやもりいさお)製薬会社アラモス(旧MMO)の血液製剤を推進した医師 ハルビンに居た
松江 民男の妻 宮本のハルビンでの叔母さん
真麻(まあさ)佳代の高校時代からの親友
国枝重成(くにえだしげなり)佳代の恋人
西木田一郎(にしきだいちろう)政治家MMOと関係深く捜査に圧力をかけた政治家。
西木田孝臣(たかおみ)一郎の息子地盤を継ぐ。
松本郁子(まつもといくこ)もみじ園の佳代の同僚。刑事の取り調べに悩む。
溝口清子(みぞぐちせいこ)
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