本の紹介です。
青山 七恵(あおやま ななえ、1983年1月20日 – )は、埼玉県大里郡妻沼町(現・熊谷市)出身。筑波大学図書館情報専門学群卒業。2007年、「ひとり日和」で第136回芥川龍之介賞受賞した作家さんです。(Wikipedia参照)。
新人賞受賞後、次作が書けずにいる二十四歳の小説家、律が主人公。彼女は、一年前に亡くなった、自分と似た女性、如月百合の伝記を書くことを依頼される。律が巻き込まれていくのがとても不気味でミステリアス。
最後は、ちょっと納得感なかったです。小説としてはありなんだろうけど、あまりピンとこなかったな。ただ、だから読まなかったほうがよいとかいうことはなく、読む価値は十分あります。
私はこの本で好きなところは、律の友人繭子の存在。さっぱりした性格で律にもずけずけダメ出しする。こんな女性好きです。あと、律子がどちらかというと暗いのにセクフは居たり、結構そっちは楽しんでいたりするところも好きです。このへんは人それぞれでしょうけどね。
登場人物
園州律(えんしゅうりつ):小説家 鈴木嘉子(よしこ)はペンネーム
繭子:律の唯一の友達、仕事は秘書
九鬼梗子(くききょうこ):律のファン
九鬼沙羅(くきさら): 梗子の子供
九鬼青磁(くきせいじ): 梗子の夫
如月百合(きさらぎゆり):九鬼の姉
小宮尚子(こみやなおこ):九鬼梗子のおば
雪生(ゆきお):律子のセクフ
定家葛(テイカズラ):木の名前
釣鐘草(ツリガネソウ):花の名前
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