読書(5)スワン  呉 勝浩(ご かつひろ)他

すべて

スワン  呉 勝浩(ご かつひろ)

呉 勝浩(ご かつひろ、1981年)は、日本の小説家。青森県八戸市に在日韓国人3世として生まれる。青森県立八戸高等学校~大阪芸術大学映像学科卒業。大阪府大阪市在住。だそうです。(Wikipedia)

埼玉のベッドタウンのショッピングモール「スワン」で起きたテロ事件。

死者二十一名を出した事件の中を生きのびた高校生のいずみ経験する事件後の苦痛。次に誰を殺すか、いずみが犯人に指名させられたこと。そしてそのことでいずみが生きながらえたという事実が、週刊誌に暴露された。

とてもおもしろく一気に読める。おすすめ小説。登場人物が結構多いので、以下参考に。

丹羽佑月(にわゆづき)ヴァンと呼ばれている。

中井順(なかいじゅん)サント:後部座席の男、五分刈り

大竹安和(おおたけやすかず)ガス:運転手

片岡いずみ:バレー教室でいじめられている

片岡真澄(かたおかますみ)いずみの母

芹那(せりな)いずみの幼馴染

古舘小梢(ふるたちこずえ)いじめっこ

吉村菊乃(よしむらきくの)金持ちおばあさん

吉村秀樹(よしむらひでき)吉村菊乃の息子 株式会社コナガワ物流社長2代目

湖名川(こながわ):埼玉のベッドタウン

山路智丈(やまじともたけ)スワン防災センター勤務

小田嶋力(おだじまちから)スワン防災センター勤務

亀梨洋介(かめなしようすけ)事件のとき菅野とデート中

菅野由依(すがのゆい)亀梨の彼女

片岡いずみ(かたおか)被害者

徳下宗平(とくしたそうへい)浅羽法律事務所 弁護士

北代周吾(きたしろしゅうご)片岡いずみの担当医

波多野(はたの)お茶会参加者:黙秘 会のあといずみを誘う

保坂伸継(ほさかのぶつぐ)お茶会参加者 リタイヤ組?

道山:お茶会参加者:実は‥

生田:お茶会参加者。パーマの女性

牛倉(うしくら)いずみの学校の担任

鮎川快(あゆかわかい)長身学校の先生

双海幸雄(ふたみゆきお)犠牲になった男の子

双海佳代(ふたみかよ)幸雄の母

浜屋園子(はまやそのこ)

「窓の灯」青山七恵

 作者の青山 七恵(あおやま ななえ)さんは、1983年1月20日 -埼玉県大里郡妻沼町(現・熊谷市)出身。筑波大学図書館情報専門学群卒業。2007年、「ひとり日和」で第136回芥川龍之介賞受賞。だそうです。

 この本は「窓の灯」と「ムラサキさんのパリ」の2つの短編。

「窓の灯」は、ミカド姉さんと呼ばれる喫茶店のオーナーと大学を辞めてそこで働く私の話。ミカド姉さんは先生と呼ばれる林夢二氏、を始め何人かと肉体関係を持っている。主人公は向かいの部屋の窓を覗いたり、なんとなく気だるい感じの小説。それはそれで味があると感じます。

「ムラサキさんのパリ」は、旅行代理店に務める主人公と掃除係りのムラサキさん。ムラサキさんは、パリに行くのが夢。日常の中の非日常。書き方は私は好きです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました